2023/02/02 11:01
もはや、1980年代の個体ですらヴィンテージの域となってまいりました昨今ですが…
(とは言え、かれこれ40年近くは経過しておりますね。。)
現行モデルに継承されているディテールが登場し始めた時代ではありますが
ヴィンテージを定義する上で、重要なポイントのトリチウム夜光の使用の過渡期でもあります。
ヴィンテージの象徴とも言えるフチなしインデックス。
1980年代より高級感溢れるフチありへあとアップデートされた訳ですが
初期の頃はトリチウムが採用されパティーナカラーへと変貌を遂げる個体がほとんどを占めます
また、当時のダイアルは深く濃いグロッシーなダイアルでしたが
スパイダーと呼ばれる放射状にクラックが入る個体が存在し、現在ではレアピースとなっております
ベゼルのルミナスは、インデックスのパティーナ進行具合とは反比例し
ホワイトのままの個体が多いのも非常に興味深いポイントです
当店オーナーが若かりし頃、時計の並行輸入店で働いており
その頃はディテールを比較出来る程の多くのトリチウムモデルを見る事が出来たといいます
当店オーナー自身もヴィンテージなってしまった感も否めませんが
1950~1970年代のオマージュが中心のラインナップの中、
トリチウム過渡期の1980年代のヴィンテージにスポットを当て
1970年代スタイルのロイヤルマリンのケースと合わせた、再解釈再構築なカスタマイズとして新たに登場させました
こうして、若き頃の当店オーナーの販売スタッフ時の思い入れを蘇らせるべく
今までWMTでは、サンフォード・パントンとパイロットモデルのみで発表されておりましたニップルダイアルをベースに
当店が、グロッシー・カレンダーモデルとしてカスタマイズ致しました
NOS(未使用保管品)のイメージで、今回のカスタマイズはオールノンエイジド。
ヴィンテージ感を出す為に、ブレスレット仕様でなくNATOストラップ仕様に致しました
ブレスレットをお選びの際はフリップロックブレスレットがお勧めです。
MWM FUKUOKA