MWM FUKUOKA  (WMT WATCHES ONLINE STORE)

2026/09/18 14:44

ヴィンテージダイバーズの魅力は、単に古い時計であることだけではありません。

長い年月を経ることで生まれたダイアルの褪色、ケースやベゼルに刻まれた傷、そして夜光塗料の色合い。新品だった当時には存在しなかった表情が、個体ごとに異なる魅力を生み出します。

なかでも、ごく一部のヴィンテージダイバーズに見られる、緑がかった夜光の色合い。

MWMでは以前、ホワイトルミを採用したカスタムモデルを製作しました。そして今回は、さらに希少なヴィンテージの表情を追求し、新たに「GREEN LUME」を完成させました。

1950年代と1970年代、異なる夜光が残した色

ダイバーウォッチが本格的に登場した1950年代。

当時の初期ダイバーズには、視認性を確保するため、夜光塗料として主にラジウム系の素材が使われていました。

その後、安全性への配慮から夜光素材は移り変わり、1960年代後半から1970年代のダイバーズでは、トリチウム系の夜光塗料が広く使われるようになります。

本来は明るい色だった夜光も、数十年という時間のなかで変化していきます。

アイボリーやクリーム、濃い飴色へと変化した個体が多く知られる一方、塗料の成分や湿度、紫外線、保管環境などが重なることで、わずかに緑がかった色調を見せる個体も存在します。

特に1950年代の初期ダイバーズや、1970年代に製造された一部の個体に見られるグリーンの表情は、狙って均一に作られたものではありません。

同じ年代、同じモデルであっても、すべてが同じ色に変化するわけではない。その偶然性と希少性こそが、ヴィンテージウォッチの魅力です。

今回のGREEN LUMEは、そうした実在する経年変化から着想を得ています。

鮮やかさではなく、時間を経たグリーン

今回採用したグリーンルミは、現代的で鮮やかな発光色を強調するものではありません。

1950年代や1970年代のヴィンテージダイバーズに見られる、夜光塗料が長い年月を経て変化したような、落ち着きのあるグリーンを表現しました。

ブラックダイアルとのコントラストによって、ミリタリーウォッチにも通じる無骨さと、古いダイバーズならではの独特な空気感を引き出しています。

ハンズにはグリーンではなく、パティーナカラーを採用しました。

実際のヴィンテージウォッチでは、ダイアルとハンズの夜光が必ずしも同じ色に変化するとは限りません。

あえて異なる経年変化を組み合わせることで、長い年月を重ねた実在の個体に見られるような、自然な色のずれを表現しています。

整いすぎていないからこそ生まれるリアリティ。その魅力はロマンです。

個性の異なる5つのバリエーション

GREEN LUMEは、それぞれ異なるスタイルを楽しめる全5モデルをご用意しました。

Royal Marine / Aged Bezel × Nylon Strap


エイジド加工を施したベゼルと付属ナイロンストラップを組み合わせた、最もヴィンテージ感の強い仕様です。

グリーンルミとパティーナハンズ、使い込まれたようなベゼルの表情が重なり、長年愛用されたダイバーウォッチを思わせる存在感に仕上がっています。

渾身のエイジング加工も、唯一無二の魅力を最大限に引き出します。

Royal Marine / Non-Aged × Metal Bracelet

Royal Marineをベースに、ケースとベゼルをノンエイジド仕様とし、メタルブレスレットを組み合わせました。

グリーンルミのヴィンテージ感を残しながら、全体の印象はすっきりと端正に。エイジドモデルとは異なる、クリーンなダイバーズスタイルを楽しめます。

Sea Diver Big Crown / Nylon Strap

存在感のあるビッグクラウンを備えたSea Diverに、付属ナイロンストラップを組み合わせました。

大きなリューズとグリーンルミが、1950年代の初期ツールウォッチを思わせる力強い表情を演出します。


Sea Diver Big Crown / Metal Bracelet

Sea Diverのビッグクラウン仕様に、メタルブレスレットを装着したモデルです。

クラシックなディテールを残しながら、日常使いしやすい安定感のあるスタイルに仕上げました。ナイロンストラップ仕様とは異なる、重厚で端正な印象を楽しめます。


Royal Marine 1950 / Black Hands

ベゼルを持たないRoyal Marine 1950には、ブラックハンズを採用しました。

シンプルなケースデザインにグリーンルミとブラックハンズを組み合わせることで、ダイバーズの要素を残しながら、よりミリタリー感の強い一本に仕上げています。

5モデルのなかでも、ひときわ無骨で個性的な存在です。

新しいクリスタルと裏蓋を採用

今回のGREEN LUMEでは、外観だけでなくケース構成もアップデートしました。

新しいクリスタルと、ヴィンテージスタイルの新型裏蓋を採用。ケース全体の厚さは約13.4mmとなり、従来仕様より約1.3mm薄く仕上がっています。

クラシックなドーム形状の魅力を保ちながら、腕への収まりが向上。横から見た際のシルエットも、より自然でバランスの取れたものになりました。

ムーブメントには、信頼性の高い自動巻きムーブメントNH35を搭載しています。

同じグリーンルミから生まれる、5つの表情

1950年代の初期ダイバーズ、そして1970年代のヴィンテージモデル。

長い年月を経た一部の個体だけに現れた、独特なグリーンの夜光から着想を得た今回のGREEN LUME。

エイジドベゼルとナイロンストラップが生み出すヴィンテージ感。

ノンエイジドケースとメタルブレスレットによる端正な佇まい。

ビッグクラウンの力強さ、そしてベゼルレスケースとブラックハンズが醸し出すミリタリーテイスト。

共通するグリーンルミを中心に据えながら、それぞれが異なる個性を持つ5つのバリエーションが完成しました。

ホワイトルミから、さらに希少なグリーンルミへ。

時を重ねたダイバーウォッチの表情を、MWMの視点で再構築した新しいカスタムシリーズです。

MWM FUKUOKA